投稿日 2025.01.31
私は新聞広告が好きです。その3
新聞広告には「晴れ舞台」があります。それが、元旦の正月新聞広告です。
特に企業にとっては、一年の始まりに思いを込めて、大きめの広告を掲載する場でもあり、表現にも気合が入っています。
さまざまな企業が掲載されており、それぞれの企業の目標や未来へのビジョン、社会への姿勢、初売りの告知など、いろいろな角度から楽しめるのも魅力です。
掲載企業は主に大手が中心で、華やかな世界観の広告が並びます。その中に、時折九州の企業を見つけると、「頑張っているな」と思えて、なんだか嬉しい気持ちになります。
しかし最近は、地元企業の掲載が年々減ってきているように感じられ、少し寂しさも覚えます。
もっと、地元の企業の広告を見てみたい。たとえば、日頃から利用しているお店や、街でよく見かける会社、あるいはこれまで知らなかった企業の取り組みなど、もっと多くの地元の姿が紙面に載ってほしいと思います。
派手さはありませんが、「名刺広告」と呼ばれる小さな広告も面白い存在です。
企業トップの方が個人で掲載されていることが多く、知っている人や企業が載っていないかを探すのもひそかな楽しみのひとつです。
ただ、最近思うのは、正月の新聞広告は少し“恒例行事”として型にはまってきているのではないかということです。
もっと面白く、楽しく、そして真面目に。新しい新聞広告のあり方が、きっと他にもあるはずだと感じています。
新聞広告には、まだまだ無限の可能性がある。
だからこそ、来年に向けて、若いクリエイターたちと一緒に、新しい表現を考えてみたいと思っています。
来年の新聞広告が、今から楽しみです。
株式会社プレイヤーズ 石田哲也