かれこれ45年前の話ですが今でも覚えています。
私がまだ中学生だった頃、新聞広告で友人がオーディオコンポを購入してました。
その頃の私は、お店以外で買い物をしたことがありませんでした。
そんな私にとってその友人の行動は衝撃でした。
これが新聞広告と向き合うきっかけとなり、同時に新聞広告の「力」を感じた瞬間でした。
唐突ですが、世の中には色々な「力:チカラ」がありますよね。
身体的な力。知恵の力。歴史的な力。仲間の力。精神的な力。社会的な力。文化的な力。技術的な力。経済的な力。など様々な力があります。
今回は、メディアの力についてお話をさせて頂きたいと考えています。
メディアの力には、テレビの力、ラジオの力、雑誌の力、ネット・SNSの力、そして新聞の力があります。
人は一日の中で、忙しい時間、ゆったりしている時間があり、その時間に見るものや聞くもの、関わりたいメディアを自分なりに選んでいるんだと思います。
では、自分が一番気持ちが良いカタチで感じたい時は何を見たり聞いたりするでしょうか?何かしながら情報を得たい時はどうでしょう?個人によっても違いますよね。時と場合で違います。
私たちは今、沢山のメディアを取捨選択できる環境にあります。
その中でも一番利用されているメディアは、みなさんご存知の通りネット・SNSです。
何故なんでしょう?デバイスさえあれば、世界から安価で早く情報が得られることが今ウケているのかと思われます。
さて、同じように情報を得られる新聞はどうでしょう?若者を中心に離れているのが現状です。
しかし、新聞が発行されて162年。新聞は世の中に相当な影響を与えてきたと感じます。
また地域の記事は、特に得られる情報として今でもまだ根強いファンが沢山ついています。
では、昔から変わらず今でもある新聞の力とは何か?
1番目は信用だと思います。ネットは、かなり信用度が曖昧で雑誌も同じように言える媒体だと昨今感じます。その中で新聞、ラジオ、テレビの信用は今だに高いと思います。またそこに掲載している広告も自ずと信用性は高く、特に新聞広告は新聞社の校閲を経て掲載されるもので信用性はより高いです。
2番目は、紙という固定媒体です。当たり前ですがテレビのように流れて消えないという事です。例えば、朝の日課で珈琲を飲みながら新聞を読むと、1日の始まりという節目ができ、良いスターをきる事ができます。気に入った記事や広告は即保存も可能です。
3番目は毎日、新聞が届きます。私は西日本新聞社から毎日手紙をもらっていると感じています。昨日は、こんな事があったんだよって。とてもタイムリーですがそこはネットには勝てませんね。でも確認はできます。あっ、本当だったんだあの記事のお話は、という感じです。簡単ですがこの3つの良い所が新聞の力の源だと考えています。
株式会社プレイヤーズ 石田哲也